こんにちはOKUMA(@OKUMABLOG)です。
タイトルの通りですが、今回は専門商社の学歴や、働く社員の特徴、雰囲気についてご紹介したいと思います。
私自身、就職活動を行っていた学生時代、就活本やネットで情報収集をしても出てくる情報は「総合商社」の情報ばかりで「専門商社」について、詳しい情報はあまりなかった記憶があります。
そこで今回は「専門商社で働く社員や社内の雰囲気」を実際に専門商社で働く1人のサラリーマン目線でご紹介したいと思います。
専門商社への就職・転職を考えている方はぜひ参考にされて下さい。
- 専門商社で働く人間の属性について
- 学歴ってどんな感じ?
- 働く環境は?
本題に入る前に私自身の簡単なプロフィールをご紹介!
- 専門商社で働くアラサー
- 大学は理系
- 営業職
その他、詳しいプロフィールはこちらから
あくまで個人の所感も含んだ内容であることをご理解ください!
今回の議論対象とする専門商社(就職偏差値を参考に)
まず初めに専門商社と一言に言っても、その数は無数にあります。
総合商社といえばいわゆる7大商社と言われる有名どころなので、就活生や社会人の方の多くが想像しやすいと思います。
「そもそも商社ってどんな会社なの?」って方は下記の記事で説明していますので良かったら覗いてみて下さい。
一方で、専門商社となると知名度も下がり会社の数もたくさん存在しますので本記事であげる「専門商社」には一定のゾーンを設けようと思います。
下記の一覧表をご覧ください。
[70] メタルワン
[69] 伊藤忠丸紅鉄鋼
[68] 長瀬産業 岩谷産業
[67] JFE商事 阪和興業
[66] 日立ハイテク
[65] 住金物産 稲畑産業 岡谷鋼機
[64] 日本紙パルプ商事 豊島
[63] 日鐵商事 西華産業 蝶理 兼松 NI帝人商事 ホンダトレーディング CMJ
[62] 日本エアロスペース エルエヌジージャパン 瀧定 ヤギ
[61] 第一実業 椿本興業 明和産業 神鋼商事 都築電機 守谷商会
[60] ユアサ商事 国分 三谷商事 CBC 極東貿易 マクニカ トーメンデバイス 東京エレクトロンデバイス
[59]メディパルHD 因幡電機産業 全日空商事 UKCHD
[58] 東京貿易 エレマテック 日本出版販売 加賀電子 リョーサン 三愛石油 サンリオ
[57] スズケン 興和 富士通エレクトロニクス トーメンエレクトロニクス
[56] メディセオ 日本アクセス 日商エレクトロニクス 東陽テクニカ 三信電気 原田産業 新光商事 ナイス
[55]トラスコ中山 日通商事 エムシーエネルギー 立花エレテック カナデン スターゼン ダイワボウ情報システム 東京産業
[54] JALUX 極洋 佐鳥電機 花王カスタマー エムシーファッション 川重商事 エムシートレーディング エムシーカーボン 黒田電気 菱電商事
[53] 内田洋行 高千穂交易 山善 モリリン エムシーファーティコム
[52] スミテックスインターナショナル 電機資材 ヨネイ
[51] 丸文 バイテック ソーダニッカ 東方物産 伯東 リテールシステムサービス エムエスケー農業機械 MC山三ポリマーズ 中央化成 三陽商会 菱光産業 アートコーヒー 日伝 トーハン
専門商社の就職偏差値ランキング
こちらは様々な就活サイトや掲示板で見かける一覧表ですが、専門商社と言われる会社を「偏差値」という括りで分けたものです。
個人的に、この「就職偏差値」はメインで取り扱う商材も個社ごとに違いますし、実際に働く社員の満足度を測る指標になるものでもないと思っています。しかし、この偏差値の数字が高いほど「会社の規模が大きい」、「事業規模が大きい」、「待遇が良い」と言った傾向はある程度担保されているなぁと感じる側面もあります。
なので、今回は上記の一覧表の【偏差値60以上】の会社をターゲットとして語って行きたいと思います。
あくまでターゲットです。「偏差値60の会社」と「偏差値59の会社」でガラリと雰囲気が変わるわけではないでしょうし、就職偏差値が低いから魅力が無い会社という意図も全くありません(むしろニッチな業界ですので「超面白くて、ホワイトな会社」も中にはあるかもしれません)。筆者が横の繋がりで聞く話がおおよそこの括りに入る会社が多いことから記事を書く上で設けた基準にすぎません。
専門商社社員の学歴(出身大学)について
まず初めに「学歴」についてです。
一番のボリュームゾーンはMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)と関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)と感じます。
その他の大学も合わせると下記のようなイメージかと思います。(※筆者個人の意見です!)
専門商社社員の出身大学の割合
MARCH | 30% |
関関同立 | 30% |
早慶上智 | 15% |
旧帝国大学(東大・京大除く) | 15% |
その他の大学 | 10% |
東大、京大は2年に1人、2人いる位のイメージですね。そして「その他の大学」は地方国立大学が主で、産近甲龍うあ日東駒専はほとんどいないイメージです。
完全に個人のイメージですが、化学品をメインで取り扱う専門商社は学歴が高い印象です。
また早慶出身の学生は貿易業務をメインに行う部署に配属されやすい傾向があると思います(弊社だけ?)。
筆者みたいな地方の国立大学出身の社員も少しはいますが少ないです。そもそも大学の規模が大きい私学に比べて毎年の卒業生の数も少ないので仕方ないとは思いますが、社内でちょこちょこ行われる、同じ大学出身の社員で集まった懇親会に参加できないので残念に思う時があります。
まぁ学歴なんて会社入ってしまえばほとんど気にしている人いませんし、逆に気にしている人って仕事のパフォーマンスに目を向けずに表面的なところでしか物事を判断できない寂しい人なので無視でOKです。
但し、上司、先輩と同じ大学出身だと可愛がられやすいです。笑
就活生の方々!学歴の壁はそこまで高くはないですが、専門商社の採用人数は総合商社や大手メーカーに比べて少ないので、倍率が高くなりがちです。ニッチの業界だからと舐めてかかると痛い目に合うかもです!
専門商社で働いている社員の雰囲気について
続いて、専門商社で働いている社員の雰囲気についてご紹介します。
専門商社で働く社員の多くは基本的にプライドが高いです。エリート思考人も多いです。(実際は全然そんなことはない。笑)
これだけ言うと「勘違い野郎。痛いやつ」と言ったレッテルが貼られそうですが、言い換えれば「自分に自身を持った社員が多い」とも取れます。
「遊び人」が多い?
商社マンって遊び方が派手なイメージだなぁ。。
「商社マン=合コン大好き、遊び人」と言ったイメージが世論で多いように感じます。
これに関して言うと。「遊び人の割合は高いが皆んなが皆んなそういうわけではない」が私の回答になります。
総合商社ほどではないかも知れませんが、専門商社も世の中の企業に比べて待遇は良いです。所感ですが、大手国内メーカーの社員さんよりも専門商社の方が収入が高かったりします(勿論、一概には言えませんが)。
なので独身の社員は遊びに割ける資金も大きくなってきますね。
また、専門商社に入社する社員は元々「遊び慣れている人種」集まる傾向があるので、同期を見渡しても「飲み会大好き!」って性格の奴が多いですね。
勿論、中には物静かな人間もいますが、割合で言うと少数かと!
海外志向が強い若手が多い
商社と聞いて「グローバルに働ける」と言うイメージをも持つ方は多いと思いますが、
実際にそのようなイメージから専門商社の若手社員には「海外大好き芸人(?)」の方々が多いです。
「海外ボランティア」「長期留学」「ワーキングホリデー」と言った単語が新人研修で飛び交います。
一方で入社時は外国語を全く話せなかった体育会系出身の同期がいましたが、貿易部隊に配属され、その後猛勉強し、英語+現地語(担当取引先のある国)を話せるようになり、海外駐在員として現地に派遣されてました。
結局、最後は努力で埋め合わせることが出来るので、これを読んでいる時点で海外経験が全くなくても専門商社に入れないと言うわけではなさそうです!(勿論、その他で武器になるような能力は必要です。)
専門商社の労働環境は激務なの?
総合商社が激務なのは想像つくけど、専門商社ってどうなの?
こんな疑問に個人の感想をご紹介します!
労働環境が激務なのかは「取り合う商材」と「会社の体系」に寄るところが大きいです。
順番に見ていきます!
取り扱う商材によって変わってくる
専門商社の多くは「トレーディング」によって得られる利益を収益の柱に据ています。
トレーディングとは。簡単に言うとモノを作り、世に送り出す「サプライヤー」とそれを使用する「ユーザー」の間に入って中間手数料で稼ぐ業態です。
専門商社はその名の通り、自社で取り扱う商材を一定の範囲内に特化しています。なので自社が取り扱う商材によって必然的に取引先のサプライヤーとユーザーの毛色も決まってきます。
例えば、「繊維」を取り扱う専門商社であれば、布や絹などを取り扱うサプライヤー、服を作ったり、販売したりするユーザーと取引することになります
なので取り扱う商材に注目すると、その専門商社の働き方が見えてくるかも知れません!
鉄鋼系は古い体質だから飲み会多いとか化学系はホワイトだとか…(個人の想像です。笑)
会社の体系によって変わってくる
会社の体系にも働き方に特徴が出てきます!
大きく分けると「独立系」か「メーカー系」になってくると思います。
一般的に激務度合いで言うと「独立系>メーカー系」と言われています。これは「メーカー系商社」はサプライヤー(メーカー)から安定的な仕入れを行うことが出来、メーカーファンのユーザーに対して安定的な仕事を持つことが可能であることが理由としてあります。
一方で「独立系商社」は自分の力で自社の仕入れ、販売をルート開拓し、自社のファンを増やしていくことが求められ「0→1」を成すための力が試される場面も多いです。激務に言えばそこまでですが、より刺激的な仕事に携わることが出来るとも言えますね!
まとめ
今回は実際に専門商社で働いたことがある経験から、普段感じたこと、横の繋がりで聞いたことを元に「専門商社で働く社員、働き方」についてご紹介しました!
世の中的にみるとニッチな業界ですが、待遇と言う意味では実は良い業界です。一方で、様々な場面で人間力が試されることがあり、時には会社と会社の間に挟まれ、ストレスフルな環境に身を置くこともあります。待遇が良い分、普通の人が嫌がる何かを行う必要があるわけです。
言い換えるとそう言った環境下でも自分を信じ、考え抜ける方には良い業界なのかも知れません!
この記事でよりリアルな専門商社での働き方について皆さんにお届け出来ていれば幸いです。
それでは今回はこの辺で!お疲れ様です!