『超短編! 大どんでん返し』
価格 | 定価550円(税込) |
発売日 | 2021年2月5日 |
ページ数 | 192ページ |
わずか2000字、原稿用紙5枚分の超短編小説集で、どれもこれも最後は“どんでん返し”となるショートストーリーが30作品が収録されています。
作風は主にミステリ、ホラー、歴史小説などなどで、元々小説誌「STORY BOX」掲載の企画を文庫化したものらしいですね。
参加した執筆者陣は下記です。
青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田 陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村 薫、呉 勝浩、下村敦史、翔田 寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明恩、田丸雅智、辻 真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥鶏、法月綸太郎、葉真中 顕、東川篤哉、深緑野分、柳 広司、米澤穂信
好きな作者を探すという意味でも短編集はもってこいですね。
今回は実際に読んでみた感想を述べていきたいと思います。
- 『超短編! 大どんでん返し』の購読を検討中の方
- 面白い小説家を探している方
- 短編集の文庫本のメリットを確認したい方
『超短編! 大どんでん返し』全体の感想
まず『超短編! 大どんでん返し』を読んだ全体的な感想ですが、作者によって仕掛けやストーリーの構成が違って、様々な種類を1冊で堪能できてお得な1冊でした。
一方で、短編、一つのお話あたり2,000文字ほどの文量なので、登場人物を深掘りして行ったりは殆どありません。
話によっては不完全燃焼感が少し残るかもしれません。
個人的に超短編集を読むのは初めてだったのですが、色んな仕掛けがあるんだなぁと勉強になりました。
『超短編! 大どんでん返し』こんな方に特にお勧め
『超短編! 大どんでん返し』ですが実際に読んでみて下記のような方には特にオススメできる1冊かなと感じました。
- 読者初心者
- 隙間時間のお供の1冊を探している方
- 自分好みの作者を探したい方
順番に説明していきます!
読者初心者にオススメ
「超」短編集なので、活字に慣れない読者初心者にとっても手に取りやすい1冊かなと思います。
1つの話が大体2,000文字で構成されているので読み疲れもなければストーリーに出てくる登場人物も多くないのでサクサク読めると思います。
隙間時間のお供の1冊を探している方
『超短編! 大どんでん返し』は1つの物語を読了するのにかかる時間は大体4~5分程です。
通勤、通学などのちょっとした隙間時間にサクッと読めるので「良いところなのに読むの止めないと…」みたいなストレスも感じずに済みます。
自分好みの作者を探したい方
冒頭でも触れましたが、今作に作品を掲載している作家は盛り沢山です。
青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田 陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村 薫、呉 勝浩、下村敦史、翔田 寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明恩、田丸雅智、辻 真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥鶏、法月綸太郎、葉真中 顕、東川篤哉、深緑野分、柳 広司、米澤穂信
元々何人か好きな作家の名前があったから手にとって読んでみたけど、別の作家の作品が面白くて、これを機に別の本も読んでみる…みたいな流れもあり得ますね。
知らない作家に出会うためのお試し本として読んでみる価値ありです。
『超短編! 大どんでん返し』世の中の反応・感想
『超短編! 大どんでん返し』の世の中の反応・感想はどんな感じなのか一部、エゴサーチしたものをご紹介します。
「どんでん返し」と行っても様々な種類の結末が用意されているので、騙され方も様々ですね!
やはり、初見の作者さんとの出会いのきっかけにもなっているようです!
なんと、ミステリー小説で有名な綾辻行人先生にも声がかかっていたんですね…!先生の短編小説読んでみたかった!
乾くるみ先生といえば「イニシエーションラブ」。あの作品もとんでもないどんでん返しでしたね…。
収録作品別の感想
収録されている作品別の感想、個人的な解説記事に関しては下記にまとめています。
随時更新中です!特に気になったお話を個人的にまとめていきます!
「硬く冷たく」 大山誠一郎
『超短編! 大どんでん返し』:まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人的にどんでん返し系のお話が大好物なのでこの作品も空かさず購入しましたが、「うわ!」と思わず声が出てしまいそうになる結末のお話も多々あり、
凄く楽しめる1冊でした。
どんでん返し系のお勧めの本まとめた記事もあります!
個人的に気になった作品に関する考察記事も別途描いてみようかなぁ。
それでは、今回はこの辺りで!お読み頂きありがとうございました!