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【初心者にもオススメ】最後の1行を読んで驚愕、伏線回収が面白い小説3選(どんでん返し・ゾクゾク系)

こんにちは。OKUMA(@OKUMABLOG)です。

会社員になってから本を意識して読むようになりました。

初めのうちは自己啓発系の本を中心に読んでいましたが、活字が苦手で嫌々読んでいた側面もありましたが、

今となっては休日に本屋さんへ行くことが楽しみになっています。

様々な種類の本がありますが、中でも文庫本は比較的安価で様々な物語を楽しむことが出来るので、最近は本屋さんに立ち寄る度についつい気になった1冊をお持ち帰りしてしまいがちです。

くまじろう

継続の力って偉大だね!

OKUMA

継続する対象としてブログがおすすめ!って記事もまとめているのでよければ合わせて読んでみてくださいね!

特に好きな種類の作品は、物語を読み進めていくにつれて、序盤で散りばめられた様々な伏線を回収していき、最後まで読みきった瞬間に「うわ、そういうことか…。」と思わず呟いてしまうミステリー要素があるものです。

そこで今回は、衝撃的な結末に向かって、手が止まらなく作品を今回は独断と偏見で3つに絞ってご紹介します!

OKUMA

最後まで読んだ瞬間に物語への見方が一変する作品ばかりで、思わずもう一度読みたくなりますよ!

こんな方に向けた記事となっております!
  • 衝撃系の文庫本を読みたい方
  • 文庫本を読み始めたいけど、初めての作品をお探しの方
  • 伏線回収が面白い本を探している方
  • 最後まで結末がわからない物語を探している方

それでは順番にご紹介していきます!

極力物語の核心の部分には触れないようにご紹介しますが、一部ネタバレになる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

クリック出来るもくじ

伏線回収が面白い文庫本①:噂(萩原浩)

まず1作目は萩原浩先生著の「噂」です。

背表紙にある「ラスト1行で…」という文字にひかれ購入した本です。

後述する「イニシエーションラブ」でラストでのどんでん返し系の物語の虜になった筆者なのですが、

こちらの「噂」は様々なサイトでも紹介されており兼ねてより気になっていた1冊でした。

実際に読んでみると最後の1行でどんなどんでん返しが待っているのか期待しつつも、登場人物のテンポの良いやりとりが面白く、読み始めたら止まらなくなりました。

OKUMA

「最後の1行に何かある」と意識しつつ物語を読み進めるので伏線らしき部分を注意深く読み進めていきました。笑

噂(萩原浩)のあらすじ

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

新潮社公式HPより引用

物語の舞台は東京渋谷からはじまります。

香水の新ブランドを広めるためにWOM(口コミによるブランド周知戦略)を用いて、販売拡大を狙う企業。

その口コミの拡大に沿ってとある事件が発生。捜査に取り組む警察側の視点で物語は進んでいきます。

「レインマンは誰?」という視点で物語を読み進めていく形になります。

噂(萩原浩)のおすすめポイント

最後の1行は物語を読み進めた人にしかわからないものになっています。

確かに結末も衝撃的でしたが、物語自体が面白く、主人公(刑事)の小暮、名島のコンビ間のやりとりが個人的に面白く、だんだんと愛着が湧いてきました。

2人とも、とある共通点を持っているのですが、描写されるやりとりから少しずつお互いの信頼関係が強くなっていく様子も読んでいてほっこりしましたね。(物語が割と残酷な内容なのでギャップもあって余計にそう感じるのかもしれません。)

OKUMA

魅力的な主人公2人の捜査の様子、レインマンは誰?というワクワク感。そして最後に物語全体の色が変わります。

くまじろう

ドキドキしながら結末が最後まで読めない点が面白い!

伏線回収が面白い文庫本②:恋のゴンドラ(東野圭吾)

東野圭吾先生の作品です。里沢高原スキー場を舞台にした男女の恋の物語で7つの短編集です。

それぞれの物語が徐々につながっていく構成になっており、読んでいて物語が少しずつ一本につながっていく爽快感があります。

恋のゴンドラ(東野圭吾)のあらすじ

都内で働く広太は、合コンで知り合った桃実とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は、なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し、果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女を巻き込み、衝撃の愛憎劇へと発展していく。文庫特別編「ニアミス」を収録。

実業之日本社HPより引用

とあるゲレンデから物語ははじまります。

時系列に沿って7つの物語が展開されますが、それぞれの話は繋がっており、ラストシーンは衝撃の展開です…!

OKUMA

最後のシーンもなんと冒頭のシーンと同じくゴンドラの中!
冒頭のシーンとリンクする感じにも注目です!

くまじろう

最後のシーンは衝撃的ですが、圧倒的爽快感があります!
お楽しみに・・・!

恋のゴンドラ(東野圭吾)のおすすめポイント

恋のゴンドラは7つのストーリーから構成されています。

それぞれの物語で登場する人物がそれぞれでスポットを当てられ、イベントが起きることになります。

おすすめポイントとしては、7つのストーリーが全て「最後の結末」に向けた布石となっている点です。

7つの物語の要約(最後の結末が衝撃的!)
  1. ゴンドラ→結婚を目前に控えた広太が浮気相手の桃実と里沢高原スキー場へ。ゴンドラで婚約者の美雪と遭遇してしまう
  2. リフト→同じ職場のでスキー場にやってきた日田。麻穂にひそかに好意を抱いていたが親友の水城も、麻穂を狙っているような気配が。水城には秋菜という彼女がいる。
  3. プロポーズ大作戦→新しくできた彼女にプロポーズを決意した日田。サプライズのプロポーズを計画するが、いざプロポーズを決行のタイミングである人物が現れる。
  4. ゲレコン→失意に暮れる桃実は、友人の誘いでスキー場で行われるゲレコンに参加。そこで知り合った日田に告白をされるが、桃実はこれを断る。後日、日田と再会することになりその姿を見て惚れ直す。
  5. スキー一家→月村が結婚した女性の父がスキー派。月村は、自分がスノーボーダーであることを隠さなければならないが?
  6. プロポーズ大作戦 リベンジ→日田のプロポーズに協力する友人の水城。計画通りに事は進んでいくが、、水城自身がピンチに
  7. ゴンドラ リプレイ→日田と付き合うことを迷っている桃実は、日田という人間を見極めるために、日田らと再度里沢温泉スキー場に行くことに。
OKUMA

それぞれの物語が1つの衝撃的な結末につながっていきます!読んでいて爽快です!

伏線回収が面白い文庫本③:イニシエーション・ラブ(乾くるみ)

松田翔太と前田敦子が共演し、堤幸彦監督で映画化された話題作です。

筆者は昔からロックバンドのUVERworldが好きなのですが、ボーカルのTAKUYA∞氏が今作を何かの番組でおすすめしていたのを見て購入した覚えがあります。

「どんでん返し系」の物語を筆者が好きになってしまったきっかけとなった1作であります。

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)のあらすじ

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。

「イニシエーションラブ」より引用

side-Aとside-Bの2つの物語から構成される物語ですが、それぞれの物語にとある仕掛けが施されており、

初見で物語を読む読者はミスリードしてしまいます。

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)のおすすめポイント

『イニシエーション』とは通過儀礼という意味ですが、作中でも主人公・鈴木が浮ついた気持ち(浮気)をした際に付き合っていた彼女との恋を自己中心的な考えで「イニシエーションラブ」=通過儀礼の恋と揶揄するシーンがあります。

要は子供っぽい恋を終えて自分は大人になるんだってことですね。(クソです。)

しかし、そんな胸糞悪い物語を読み進めていった先にある「最後の2行」で物語への見方が一変します。

おすすめポイントは間違いなく物語に隠されたとある仕掛けです。最後の2行を読んだ瞬間にその仕掛けに読者は気付きます。

決して最初にその2行を読まずに、初めから物語を読み進めることをおすすめします。2回目の読み直しも含めて今作の持ち味です。

OKUMA

作品の最後には読み直しのお供としてネタあかし(ヒント)が紹介されています。一読してから物語を再考するのが超絶面白いです!

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)の映画を観る

ニシエーション・ラブ(乾くるみ)は先述した通り、松田翔太と前田敦子主演で実写映画化されています。

そんな映画版、イニシエーション・ラブをU-Nextの無料体験期間を利用することで無料視聴することが可能です。

原作を読んでから映画を見ても楽しめそうですね!

31日間の無料お試し期間を有効活用!

U-Nextの利用方法、使用感に関して別の記事でまとめていますので興味のある方は合わせてどうぞ!

伏線回収が面白い小説3選:まとめ

今回は私がこれまで読んできた「どんでん返し系」の文庫本をいくつか紹介しました。

物語のどこに、どんな伏線が隠されているのか、探り探り読み進めるのも緊張感があって楽しいですし、後からその伏線を回収する際の爽快感はたまらないです。

普段中々本を読まないという方もこれを機にどれか1冊だけでも読んでみてください!

くまじろう

これを機に読書にはまってしまうかも・・・?

OKUMA
この記事を書いた人
新卒で入社した商社(鉄鋼)を3年で退社し現在はITメガベンチャーで勤務するアラサー。転職を機に地方に移住。趣味は筋トレ、読書、サウナ巡り。TOEIC860/日商簿記3級取得済み。中小企業診断士の勉強中。

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