こんにちは。OKUMA(@OKUMABLOG)です。
今回は鷲宮だいじん先生著の「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」についておすすめポイントを様々な点から紹介したいと思います!
一部ネタバレを含みますので、ご注意ください!
- 「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」のレビュー・おすすめポイント
- 鷲宮だいじん先生について
【あらすじ】
22歳童貞だった僕は、あの合コンで彼女と出会った。僕の理想を体現した可愛い女性 ――“汐野希”。僕たちは合コンを抜け出して、二人きりで飲みに行った。惹かれ合う僕たち。 初めてのキス。幸せな気持ちで僕は帰路についた。 ところが翌日友人に確認すると、汐野希という女性は合コンに来ていないと判明する。つまり昨日僕がキスした彼女は……“汐野希”になりすました誰か? やがて僕の日常は“汐野希”に浸食されていく。味方は誰もいなかった。得体の知れない存在に、僕はすべてを奪われる。乾杯の向こうには、狂気だけが待ち受けていた。
「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」の購入までの経緯
とある休日の日でした。歴史の本を買おうと本屋さんに立ち寄ってお店の中をプラプラ歩いていると、衝撃的な表紙の本を発見しました。
待って待って、衝撃的って今回の本の表紙「可愛い感じ」じゃない?
2020年に再販発行されたみたいなんだけど、表紙も初版と変わっているみたい!そしてその表紙がかなり衝撃的…!
その表紙がこれ!実物カモン!(閲覧注意!)
うおおおおおおおお!なんだこれは!!!!
この表紙を見た瞬間に衝撃が走りました…。そして次の瞬間には手が伸びてしまっていました。なんなんでしょうかこの気持ち。「ゲテモノ好き」の心をくすぐる感じ。
負けた。負けましたよメディアワークス文庫さん!!(出版社)
目も引く表紙!個人的には初版の表紙より新しい方が好きかも!(ゲテモノ好き)
メディアーワークス文庫の公式サイトより!
ちなみ表紙に書かれている文章を紹介しておくと、こんな感じ。
合コンで出会った可愛い彼女。しかし彼女は合コンには来ていなかった。女性の名前を騙り合コンに何気なく混じっていた「何者か」だった。得体の知れない彼女に侵食されていく日常…。そこにあるのはまさに「狂気」そのものだった。
この圧倒的ホラー感。お化けでも出てくるんだろう、非科学的な幽霊みたいな存在が語られた内容なんだろうっと本を手に取り、お家で読み始めるまでは私もそう思っていました…。
でも違うかった!そんなものよりもっと恐ろしい「何か」がそこにはあった…
小説みたいな語り口調になっちゃってるよ!
すでに作品に影響されてしまっている…(笑)
「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」のおすすめポイント
「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」のおすすめポイントをSNSで発見した世の中の反応と実際に読んだ私自身の感想とに分けて紹介します!
再度になりますが、これから先は少々ネタバレ有りでお届けします。極力「確信の部分」には触れないように善処し、読みたくなるような書評を心がけます。しかし、ネタバレが嫌な方はここでブラウザバックし本屋さんGO!でお願いいたします!
SNSでの反応まとめ
まずはSNSでの反応ということでTwitterで見つけた声を紹介します!
本当に「とんでもない内容」なんですよね…!合コンに行っただけでこんなことに巻き込まれるなんて想像もつかない内容になっています。
最後の結末がまたまた「とんでもない」です…!
序盤の雰囲気からはまさかあの終盤への流れになるとは想像できないです…!
読み始めたら一気に読める、迫力があります!
多かった反応としては、
- とんでもない内容
- 序盤→中盤→終盤への雰囲気の変化が凄い
- 迫力があるので一気に読むことができる
このような声が多かったです!
実際に読んだ感想・オススメポイント
続いて実際に読んだ私自身の感想を紹介します!
個人的に特によかった、おすすめしたい点は下記です!
- 憎めない主人公
- 考えさせられる言葉
- 読者を疑心暗鬼にさせる仕組み
順番に紹介していきます!
憎めない主人公
本作の主人公は首都庁に勤める公務員(社会人1年目)。「桜田」という人物。東京大学出身という超絶ハイスペックな肩書きを持つインテリ系です。
そのインテリ具合は作中の「心の声」からも読み取れます。とにかく作中では、桜田の心の声が多いです。言い回しも独特なものが多いです。
しかし一方で、「22歳、童貞」の肩書きも持ち、異性に対しては奥手一面もあります。異性と対峙した時の心の声は冷静な分析を行う一方、自分の事となると冷静な判断ができないダメ男と化します。(この「冷静でない判断」が結果的にとんでもない事に巻き込まれる原因になるんです…苦笑)
超インテリだけど、異性に対してはかなりの奥手。どこか憎めない主人公がどんどん追い込まれる様を見る事に…!
考えさせられる言葉
作中、合コン終わりの帰りのタクシーで、主人公がタクシードライバーと会話する場面があります。そこでドライバーが次のような言葉を主人公に投げかけます。
「もし今楽しいと思っているのなら、気をつけた方がいいと思いますよ。それは本当に幸せなんじゃなくて、ただ単に危険が見えていないだけなのかも知れないんだから」
これって自分の生活にもすごく当てはまる事だと感じました。例えば仕事でもそう。「上手く行ってる!」と思っている時でも、実は水面下では「やばい事」になっているかもしれない。だけど自分はそれに気づいていない。後からそれに気付くこともあれば、最後まで気付かないこともあります。無知の知ですね。油断大敵。
自分が気づいていないだけで、実はとんでもないことになっているかもしれない。特に幸せな瞬間や、何かが上手く行っている時ほど注意ですね。
この「シーン」がこの作品の心臓部分だと個人的に思っています!
読者を疑心暗鬼にさせる仕組み
作中では、見えない敵に主人公がどんどん追い込まれていく様子が描かれています。その「見えない何者か」がどんでん返しの連続で本当に何者なのか、最後の最後までわからないんです!(意味不明ですみません。実際に読むと理解していただけるかも。笑)
疑心暗鬼になる瞬間をオブラートに包み紹介すると下記!
- 合コンで出会った女性が実は〇〇だったとき
- その女性が実は主人公が認識していた人ではなかったとき
- というか元々そんな女性なんて存在しなかったとき
なんだかホラー映画みたいな内容だね。お化けで出てくるの?
鷲宮だいじん先生について
鷲宮だいじん先生は今回紹介した「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」がデビュー作の埼玉県出身の作家さんです。
私自身はこの「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」で初めて知った作家さんでしたが、代表作がいくつかあるようです。
鷲宮だいじん先生の代表作
- 合コンに行ったらとんでもないことが起こりました(メディアワークス文庫)
- 久宝さゆりがセンキョします!萌える区政実践マニュアル (電撃文庫)
- 魔界に召喚(よば)れて家庭教師!?(電撃文庫)
- エルフ嫁と始める異世界領主生活(電撃文庫)
ちなみに「鷲宮」の読み方は「わしのみや」。現在は町村合併によって無くなってしまったらしいですが先生の地元の地名から取ったペンネームとのことです。
将棋でよく使われる「鷺宮」(さぎのみや)とは違うので注意です!
まとめ
今回は鷲宮だいじん先生の「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」を紹介しました。
最後の最後まで展開が怒涛で、一度読み始めると最後までノンストップで読んでしまえる程、面白い作品です。
ぜひこれを機に一度、手にとってみて下さい!
また、下記の記事では私の人生をより良くした、おすすめの本を紹介しています!合わせてご一読頂けると幸いです!
読書って本当に素晴らしい。これを機に私もライトノベルにはまりそうな予感がしています。
それでは今回はこの辺で!お疲れ様です!