こんにちはOKUMAです。
就職先、転職先で高待遇として人気の「商社」ですが、その中でも一部の商材を限定的に取り扱う「専門商社」に関しては情報があまり多くありません。
そこで今回は専門商社からの転職先としてどのような業界に進む方がいるのか専門商社からの転職先について
実際に新卒で専門商社(鉄鋼)に就職した筆者目線でご紹介できればと思います。
筆者の周りのお話なのであくまで「ご参考程度」に見て頂けると幸いです!
- 新卒で鉄鋼商社に入社
- 本社勤務、地方拠点両方を経験
- 部署は国内営業
- ITメガベンチャーに転職
専門商社、鉄鋼商社に関しては他の記事でも紹介しているので、
情報収集されている方は良かったら参考にしてみてください。
専門商社からの転職先の事例①:メガベンチャー
まず初めはメガベンチャーと世間で呼ばれている企業群です。
メガベンチャーは一般的に一部上場など元々はベンチャー企業だった企業で大手と呼ばれるまで成長した企業です。
筆者もこの企業群に転職しました。
メガベンチャー企業一部ご紹介
企業名 | 設立 | 上場 |
---|---|---|
リクルート | 1963.8 | 2014.10 |
Zホールディングス(ヤフー) | 1996.1 | 1997.11 |
LINE | 2000.9 | 2016.7 |
エムスリー | 2000.9 | 2004.9 |
サイバーエージェント | 1998.3 | 2000.3 |
GMOインターネット | 1991.5 | 1999.8 |
KADOKAWA | 2014.10 | 2014.10 |
エス・エム・エス | 2003.4 | 2008.3 |
ディー・エヌ・エー | 1999.8 | 2005.2 |
メルカリ | 2013.2 | 2018.6 |
グリー | 2004.12 | 2008.12 |
コロプラ | 2008.10 | 2012.12 |
ぐるなび | 1989.10 | 2005.4 |
エムティーアイ | 1996.8 | 1999.10 |
カカクコム | 2000.5 | 2003.10 |
ZOZO | 2000.4 | 2007.12 |
CARTA | 1999.10 | 2014.7 |
ラクス | 2000.11 | 2015.12 |
知名度、社内制度は大手並な一方、社内マインドはベンチャーマインド旺盛な企業が多い印象です。
商社のほとんどは大手気質が高く、古き良き日本企業といった感じですが、
メガベンチャーで働く社員は自己主張が強く、個性を重んじ、挑戦を歓迎する雰囲気があると個人的に感じています。
転職した直後は文化の違いに面食らうシーンも多かったですが、年次関係なく様々なことを任されるので成長意欲が高い人にはオススメです!
専門商社からの転職先の事例②:商社(総合商社も)
続いては同業他社(商社)への転職です。
同じ業界内の企業へ転職していった同僚、先輩もいました。
えー。同じ業界への転職もあるのかー。
案外いる!待遇面と取り扱いの商材を変えたいなど理由はそれぞれ。。
海外駐在、留学を経て、総合商社へ転職を行うツワモノもいました。笑
専門商社は一部の限定的な商材しか取り扱えないので、違う商材へ興味を持ったり、今取り扱っている商材にどうしても興味が持てなかったりする可能性もあります。
しかし、同業界内での転職理由として一番多いのは収入をあげたい、人間関係をリセットしたいの2つが多い印象です。
あとは元々総合商社への就職を目指していた方で、ずっと転職の機を伺っており、その時が来たら転職する、という方もいましたね。
そして実際に総合商社へ転職された方もいらっしゃいました。
専門商社からの転職先の事例③:コンサル系
3つ目にあげるのはコンサルティングファームへの転職です。
全体的に数は多くありませんが20代の若手で自分の市場価値をあげたい。もっと過酷な環境で自分の能力を磨きたいという理由が多いようでした。
専門商社での仕事は求められるクオリティーも高く、業務量も多いですが、世間一般的に「この業界でしか使えない知識、能力」が多いです。(転職してから実際これに気づかされる機会も多かったです。)
なので、私含め同僚の中では「このままこの会社に一生いるのか、そうでないなら将来に向けて若い時期をこの会社に捧げて良いのか」という疑問が常に頭にあります。
私は実際にコンサルファームで働いたことがないので、実際のところは分かりませんがこの辺りのニーズを満たせる先としてコンサルへの転職を考える方も多いようです。
専門商社からの転職先の事例④:中小企業で営業職
次に中小企業の営業職への転職です。
中小企業というのはベンチャー(数人規模のスタートアップ含む)という意味合いが強いです。
自分で将来的に起業や独立を考えている野心家に多い印象です。
専門商社は規模もピンキリですが、「大企業病」な組織が多いです。
業務が細分化されており、任される業務が組織(本部、部単位で)の一部分でしかないことが多いです。
これは商社に限らず大企業と呼ばれるほとんどの企業でそうなのかもしれないけど。
なので会社の全体感を把握したうえで裁量権を大きく任される仕事に就きたいという要望から、
企業の規模が小さく自分の能力次第では年次関係なく様々な仕事を任される可能性のある組織へ転職する、
といった感じです。
専門商社からの転職先の事例⑤:公務員(Uターンが多い印象)
最後に紹介するのは公務員です。
公務員へ転職する理由は何かしらの理由で地元で働き暮らす必要が生まれた方が多い印象です。
また残業時間過多などで、仕事の負荷が多いことから、収入は下がっても良いのでワークライフバランスを改善したいという希望からも公務員を目指す人がちらほらいた印象です。
中には、元々学生時代から体育会に所属しており、体を使って人助けをしたいという理由で消防員を目指す知人もいましたね。
専門商社の業務量は会社や部署にもよりますが業務量は少なくありません。またどうしても取引先との会食、ゴルフなどの接待もあり、自分の仕事に対する価値観と照らし合わせたときに「拘束時間が長すぎる」と感じる方も少なくないのかもしれません。
まとめ
今回は専門商社からの転職先としてどのようなキャリアを歩む方がいるのかという疑問に対して、
筆者の実際の体験談から、実際に見た同僚、先輩方の転職先をご紹介しました。
今回ご紹介した転職先は筆者の周りで見かけた転職先のあくまで一例であり、これ以外の転職先も本人の意思や行動によって可能性は無限大だと思います。
一方で、年々終身雇用に対する疑問符が多く投げかけられるようになりましたが、自分のキャリアを今所属する会社に全て委ねることはこの上ないリスクを孕んでいると私は感じています。
専門商社への就職を目指す人、現在専門商社で働いておりこれから転職を検討している方にとってこの記事が少しでも参考になれば幸いです。