専門商社の給料って実際どうなの?総合商社は有名企業ばかりだし高給なのはイメージつくけど専門商社がどれくらいお給料をもらえるのか知りたい!
今回はこのような専門商社への就職、転職を検討している方向けの記事を書いてみます。
こんにちはOKUMA(@OKUMABLOG)です。
私は新卒で専門商社に入社し現在4年目の人間です。
専門商社と聞くとかなりニッチな業界ですし、その給与体系にも個社別に差があるかもしれませんが、
やはり皆さん会社で働く以上給料は気になるところですよね??
私自身、今年中の転職を予定しておりまして、自分自身現職の給与を備忘のため記録しておこうという気持ちもあり、纏めてみることにしました!
あくまで1例として参考にして頂ければ幸いです!
転職に関する記事、その他の専門商社に関する記事は下記に纏めていますので良ければ合わせてご覧ください!
専門商社と呼ばれる会社の数はたくさんある
まず初めに、専門商社と一言にいってもその数はたくさんあります。
会社の規模、扱う商材、企業の歴史(独立系かメーカー系か、等)も個社別に違ってきます。
[70] メタルワン
[69] 伊藤忠丸紅鉄鋼
[68] 長瀬産業 岩谷産業
[67] JFE商事 阪和興業
[66] 日立ハイテク
[65] 住金物産 稲畑産業 岡谷鋼機
[64] 日本紙パルプ商事 豊島
[63] 日鐵商事 西華産業 蝶理 兼松 NI帝人商事 ホンダトレーディング CMJ
[62] 日本エアロスペース エルエヌジージャパン 瀧定 ヤギ
[61] 第一実業 椿本興業 明和産業 神鋼商事 都築電機 守谷商会
[60] ユアサ商事 国分 三谷商事 CBC 極東貿易 マクニカ トーメンデバイス 東京エレクトロンデバイス
[59]メディパルHD 因幡電機産業 全日空商事 UKCHD
[58] 東京貿易 エレマテック 日本出版販売 加賀電子 リョーサン 三愛石油 サンリオ
[57] スズケン 興和 富士通エレクトロニクス トーメンエレクトロニクス
[56] メディセオ 日本アクセス 日商エレクトロニクス 東陽テクニカ 三信電気 原田産業 新光商事 ナイス
[55]トラスコ中山 日通商事 エムシーエネルギー 立花エレテック カナデン スターゼン ダイワボウ情報システム 東京産業
[54] JALUX 極洋 佐鳥電機 花王カスタマー エムシーファッション 川重商事 エムシートレーディング エムシーカーボン 黒田電気 菱電商事
[53] 内田洋行 高千穂交易 山善 モリリン エムシーファーティコム
[52] スミテックスインターナショナル 電機資材 ヨネイ
[51] 丸文 バイテック ソーダニッカ 東方物産 伯東 リテールシステムサービス エムエスケー農業機械 MC山三ポリマーズ 中央化成 三陽商会 菱光産業 アートコーヒー 日伝 トーハン
専門商社の就職偏差値ランキング
こちらは様々な就活サイトや掲示板で見かける一覧表ですが、専門商社と言われる会社を「偏差値」という括りで分けたものです。
個人的に、この「就職偏差値」はメインで取り扱う商材も個社ごとに違いますし、実際に働く社員の満足度を測る指標になるものでもないと思っています。
ざっと挙げただけでも上記のようなたくさんの数の企業が専門商社と呼ばれる企業群に当てはまります。
数がたくさんある分、その給料にも個社毎に差が出てくるのもある程度想像できますね!
筆者の属する専門商社は?
専門商社の種類や会社の数がたくさんあることはわかったけど
今回給料の目安を教えてくれる会社はどこなの!?
会社名は開示出来ないけど、目安としては下記の情報を参考にして下され!
- 先述した就職偏差値60〜の企業で勤務
- 営業部門に所属
- 入社3年目の1年間の給料を抜粋
専門商社の月毎の給料を公開(総支給額)
それではまずは総支給額からご紹介します!
結論からお伝えすると、入社3年目の総支給額は、、およそ600万円でした!!
内訳はこんな感じ!(*4・10月は支給される「向こう半年分の通勤費〔約4万円〕」も含まれます)
①月給推移
月次(2019年度) | 総支給額(*残業代を含む) |
---|---|
4月 | 360,898 |
5月 | 326,827 |
6月 | 328,505 |
7月 | 329,700 |
8月 | 341,337 |
9月 | 303,273 |
10月 | 360,118 |
11月 | 316,670 |
12月 | 320,692 |
1月 | 319,839 |
2月 | 340,041 |
3月 | 359,715 |
賞与(夏季、冬季の年2回)の内訳はこんな感じです!
②賞与の内訳
夏季 | 1,070,000 |
冬季 | 1,070,000 |
①+②=¥6,023,467
諸々の税金、社会保険料、控除を差っ引いた手取りの年収は¥4,276,000
社会人(会社員)になって実感する引かれるお金を大きさ、、会社員の宿命ですね。
頑張って働いても沢山引かれる、、とほほ、、、
専門商社の残業時間
続きまして、就職活動中の学生の方が特に気にされている事が多い(個人的意見です。笑)
残業時間についてご紹介です!
ちなみに弊社の勤務体系は下記のイメージです。
- 定時は9時〜17時半
- お昼休憩は12時〜13時(1時間)
よって実労働時間は7.5時間/日です!
なるほど、、7.5時間以上働いた分が残業時間に加算されていくってことね!!
月次(2019年度) | 残業時間 |
---|---|
4月 | 26.50H |
5月 | 27.34H |
6月 | 28.07H |
7月 | 28.59H |
8月 | 33.50H |
9月 | 17.09H |
10月 | 23.92H |
11月 | 22.92H |
12月 | 24.09H |
1月 | 24.67H |
2月 | 39.34H |
3月 | 32.01H |
ざっとこんな感じです!商社=激務と想像されている方も多いかと思いますが、案外そうでもない感じです。
但し残業は「しようと思えばいくらでもできるもの」であるので如何に残業をせずに効率よく仕事をこなすかの意識を持っているかいないかで残業時間も大きく変わってくると思います。
社内を見渡すとあからさまに残業時間を稼ぐ社員がたまーにいますが、そもそも普段の生活コストを残業代に頼って生きることは個人的に反対です。。
残業時間が少なくて効率良く仕事をこなす社員が評価されるべきだよね。。。
専門商社の給料は賞与に左右される?
これは専門商社に限った話ではないかと思いますが、専門商社においてもその年収は賞与に左右される側面が大きいです。
賞与ってどうやって決まるの??
王道なところでいうと「会社の収益連動型」がほとんどかな!
会社が儲かっていれば社員の給料にも反映しようという考え方ですね。会社によっては労働組合と会社間で議論が繰り広げられ「賞与の最低限支給額」が設定されている会社もあるようです。
余談ですが、一部の専門商社間では労働組合同士の情報交流も行われており、他社の待遇に退けを取らないよう自社努力するよう促す流れもあります。
賞与を安定的に得るためには「将来的に伸びる分野の商材をメインに取り扱う専門商社」で働くのが良さそうですね!
専門商社の給料に対する所感
入社3年目で年収600万円という値は世間一般的に高いと言えると思います。
年代別の平均年収は20代が345万円、30代が442万円、40代が507万円、50代以上が622万円でした。昨年と比較すると20代で1万円、30代で10万円、40代で21万円、50代以上では23万円のダウンとすべての年代が低調な推移であるものの、20歳~24歳までの若い世代は平均年収をアップさせています。
年収分布においては、20代と30代は300万円~400万円未満、40代と50代以上はともに400万円~500万円未満の層の割合が最も高くなりました。
doda 平均年収ランキング 最新版【年齢別】より引用
上記の引用データから世の20代の平均年収は345万円とのことなので、おおよそ2倍の給与水準であります。
仕事に取り組む上で仕事の内容も勿論重要ですが、給料も大事な要素だと個人的に思います。
総合商社程の給与水準ではないが、世間一般的には高水準な給料、、、これがネックで一部でプライド先行型の社員も散見されるのが玉に瑕です。苦笑
結局のところ専門商社で働く魅力は激務度と給料のバランスの良さなのでないかと感じています。コンサルファーム、総合商社程の激務ではないが、ほどほどに激務。そして平均以上の給料を得られる。逆にいうと中途半端な立ち位置にある企業とも言えます。(個人的な感想です。)
専門商社に入社するには?
専門商社に転職するためにはどうすれば良いの!?
取り扱う求人数が多い大手のエージェントをオススメします!
一般的にニッチな業界でもある専門商社。取り扱う情報量が多いエージェントでないと自分にあった専門商社に巡り合う機会を逃してしまう可能性が大きいです。
リクナビに登録しておけば上記のような「情報の取りこぼし」を防げるので安心です。
転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】
転職活動を行うことはノーリスクです。
実際に転職しないにしても自分自身の市場価値を知り、行きたい企業があれば本腰入れて転職してみる。こんな姿勢でもOKだと思います。(実際筆者も転職活動を始めたタイミングではいつまでに転職するとかは未確定な状態でした…苦笑)
筆者が実際にエージェントとの面談で転職市場について色々とヒアリングした様子は下記の記事で紹介していますので良ければご覧ください!
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回は専門商社のお給料と残業時代について筆者の実体験をベースにお届けしました!
これから就職活動、転職活動をされる方にとって少しでもお役に立っていれば幸いです!
商社は人が最大の資産であり生命線です。その分様々なバイタリティ溢れる社員が働く業界でもあります。
ぜひこれを機に専門商社でのキャリアも候補の1つに考えて見られては如何でしょうか?
今回はこの辺りで!お読み頂きありがとうございました!